【東日本大震災】 あれから1年が経とうとしています
東日本大震災の後、ガソリンを求めて並ぶ、私のフィット。
一関地球温暖化対策地域協議会 副会長もさせていただいております。
広報eco(発行:年2回、一関市内全戸配布)2012年3月15日号
表紙の原稿を任されて、初稿を提出してから、3回目の編集会議で、やっとまとまってきました。
わけのわからない文章を、整理整頓してもらい、こんな風になりました。
(最終稿までは、もう少し、修正が入りますが、、、)
修正3【2012年2月24日(金)午前1:54】
<<東日本大震災から一年が経過>>
『地球が壊れた!』なかなか止まらない大きな揺れにそんなことを思った。「逃げよう!」と声をかけられ我に帰り、泣いている人たちを励まし、動けない人を支えて外に出た。春先の雪が舞う中、不思議に寒さは感じなかった。
『何が起こったのだろう?』情報が欲しくてカーラジオのスィッチを入れた。「大きな津波が来ます」とくり返している。内陸・一関にいてさえ、大変なことが起こったのだと分かった。
【当たり前のようにそこにある】
井戸水を使い、太陽熱でお湯を沸かし、となり近所で風呂を分け合った。灯りはろうそく、暖房は薪。情報はラジオから、電池が活躍した。それも慣れた頃、電気が通じるようになり、これまでの生活が戻って来た。『蛇口をひねると水が出る』ガソリンや電気さえも、まるで無くなることがないように、当たり前にそこにある。
停電の間『節約して』『工夫して』『分け合って』家族や地域の絆を深めたぬくもりのある生活は、大変だったが懐かしい。
【自然エネルギー自給はもうすぐ】
太陽の恵みを光や熱、そして風や水のエネルギーとして取り出し、工夫して使う社会がやって来た。
かつて「電気や熱を、自然エネルギーで自給する社会が来ると思いますか?」とした質問は、最近「それはいつですか?」に変わってきた。あらゆるところで『自然エネルギー自給』『燃料自給』の考え方が紹介されるようになった。
「一関・自然エネルギー100%自立」の目標が、おぼろげながら見えてきた。その見えてきた未来は、国内や世界に目をやると、すでに“可能性を信じた者”によって実現している。
【メッセージ】
お金が役立たず、手に入らないものを心配して過ごした。生活に大事な水・食べ物・暖かさ…。生産と生活は、地域でつながると災害にも強い。地域で自給することで社会も変えられる。本当の豊かさを生み出す社会を作って行こう。
【本の寄贈】IELから市内の図書館へ
■「地域再生」豊重哲郎(著)…鹿児島県「やねだん集落」自治会長として人を育て、誇り高い「地域おこし」実践。
■「いよいよローカルの時代~ヘレナさんの幸せの経済学」ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ+辻信一(対談)
■「懐かしい未来~ラダックから学ぶ」ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(著)
■「エネルギー進化論“第4の革命”が日本を変える」飯田哲也(著)
修正2【2012年2月23日午前2:15】
修正1を半分以下にカットして、さらに言い回しを修正して、修正3が出来上がりました。
修正1【2012年2月16日(木)午前1:57】
<<東日本大震災から一年が経過して>>
「地球が壊れた!」なかなか止まらない大きな揺れにそんなことを思った。「逃げよう!」声をかけられ、立ち上がり、腰が抜けて動けない人、泣いている人を励まし、支えて外に出た。春先の雪が舞う中、ふしぎに寒さは感じなかった。
「何が起こったのだろう?」情報が欲しくてカーラジオのスィッチを入れた。「大きな津波が来ます」と繰り返し叫んでいる。内陸・一関にいてさえ「大変なことが起こった」とわかった。家路につきながら、食べ物のこと、暗い夜のこと、寒さをどうしのぐか、その時まだ開いていた店に寄った。
【生きること、生ききること、生きおおすこと】
電話が通じると三重県の知人が「支援物資を送る」と言う。
そして「生きる」ことについて語られた。伊勢神宮の土地柄だけに何かを感じたのだろう。
便利・快適・成長・グローバル化などがもたらしたマイナス面に気づき「地域再生」「いよいよローカルの時代」「一関・自然エネルギー100%自立」に歩み出した矢先に震災だ。
いつの時代も若い人たちは、自分たちの時代をつくる前に、その前の時代の責任を負わされるかたちで歴史に登場する。
震災の傷も加わって「後悔だけが残ったのではないか」と、知人は心配してくれた。「自分を許して、許しきって、自分のできることから始めろ!後悔していては先に進まない」
【災害に立ち向かう】
自然災害に対して人間は無力かもしれない。しかし「予測や予防の技術を進歩させる」そういう技術者になるのだと立ち上がった若者がいる。万が一の準備をすることだって、助け合い協力し合うことだって、まだまだ出来ることがある。
人災(例えば原発事故)に対してはどうだろう。①「消火器で火が消せるか?」人間がコントロール出来ていたのか?②「事故から学ぶ」(やってみてから考える)という今までのやり方で安全なのか?③他に安全な技術は無かったのか?
これは自分の明日・自分の未来を選ぶことにもつながる。
【無くなることがないかのようにそこにある】
となり近所で風呂を分け合った。山から井戸水が流れ、太陽熱でお湯が沸いた。光はろうそく、暖房は薪で。米・野菜は自家栽培。情報はラジオで電池が活躍。だが、そのうちに電気が通じ、電気・化石燃料を使う生活が当たり前になった。
「蛇口をひねると水が出る」そんなふうに、ガソリンや電気もまるで、無くなることがないかのようにそこにある。
だが実は、無くなる不安が心にあり「幸せ感」が薄いのだ。停電の間「節約して」「工夫して」「分け合って」いた生活が、なぜか幸せだった気がしている。
【「枯れ木に花」ではなく「生木に花」に驚く】
「生の木に花が咲く」ことは当たり前ですか?私たちは、太陽がもたらすエネルギーや生命の不思議の「本当のこと」についてよくわかっていません。
学校におけるエネルギー教育「生木に花に驚く!」を提案します。①「対流」「水」「風」「太陽の恩恵」という地球の好都合な仕組みの教育。②「風・水の流れ」「地熱」その土地固有の可能性・地域資源の研究。③石油・天然ガス・ウラン等の利権、多民族の共存。歴史・政治としてのエネルギー教育。
【メッセージ】
熱や電気を自然エネルギーで自給する考え方は一般的になっています。
例えば、月刊「現代農業」(農文協)では2011年7月号、12月号で「エネルギー自給」「燃料自給」。2012年1月号別冊では『農家が教える自給エネルギーとことん活用読本』で家計を助け、1次産業への自然エネルギーの活用方法をわかりやすく、そして「省エネ発電」(1kwの省エネは1kwの発電と同じ)の考え方も取り上げています。
永続地帯とは、「再生可能な自然エネルギーと食糧の地産地消によって、自給自足が出来ている地域のこと」。
「永続地帯」「一関・自然エネルギー100%自立」へ踏み出しませんか?
■本「地域再生」豊重哲郎(著)…やねだん(柳谷)集落自治会長として人を育て、誇り高い「地域おこし」実践。
■本「いよいよローカルの時代~ヘレナさんの幸せの経済学」ヘレナ・ノバーグ=ホッジ+辻信一(対談)
■本「エネルギー進化論“第4の革命”が日本を変える」飯田哲也(著)
■映画「第4の革命―エネルギー・デモクラシー」
初稿【2012年2月7日午前1:55】
<<東日本大震災から一年が経過して>>
自然災害に対して人間は無力かもしれません。しかし、予測や予防の技術を進歩させること、万が一の準備をすることなど知恵を働かせて出来ることや、助け合い協力し合って出来ることがあります。
人災(例えば原子力)はどうでしょう。①「消火器で火が消せるか」人間がコントロールできているか?②「起こった事故から学ぶ」やってみてから考えても安全か?③「危険の無い道具」(自然エネルギーなどの)安全な代替えは無いのか?
これは自分の明日・自分の未来を選んでいくことにもつながります。
3.11「東日本大震災」。この震災には地震、津波、原発震災の要素があります。①「放射能汚染」食品等による低線量・内部被ばく、汚染廃棄物処理と放射能濃縮。②「がれき処理」法的な問題や非汚染地での受入拒否など、やっかいな問題も。
よく「思った通りの自分になる」とか「願えばかなう」とか言います。それは当り前のことではないかと思うようになりました。
なぜなら未来は「自分の未来」としてやってきて、明日も目が覚めたら自分の朝が来るのです。
自分で作る未来のこと、自分に訪れる未来のことを願わないわけにはいきません。危険ではなく安全な未来。不幸ではなく幸せな未来。不自然ではなく自然な未来。
「永続地帯」「自然エネルギー100%自立」へ踏み出しませんか?
永続地帯とは、「再生可能な自然エネルギーと食糧の地産地消によって、自給自足が出来ている区域のこと」。
熱や電気を自然エネルギーで自給する考え方は一般的になっています。
例えば、月刊「現代農業」(農文協)では2011年7月号、12月号でエネルギー自給、燃料自給を。2012年1月号別冊では『農家が教える自給エネルギーとことん活用読本』で家計を助け、1次産業への自然エネルギーの活用方法をわかりやすく、そして「省エネ発電」(1kwの省エネは1kwの発電と同じ)の考え方も取り上げています。
大震災を受けて「災害への準備」を考えました。それは「自立」しているか?と問いかけることでした。
水は井戸水、風呂は太陽熱温水、光はろうそく、暖房は薪で。情報はラジオ、電気は電池や太陽光パネル、米・野菜は自家栽培で。それでもガソリンや食料を買い、電気が通じると電気を使う生活が始まります。
岩手県で「永続地帯」を達成している葛巻町。風力エネルギーで自給率116.72%(2008年)でも、直接に家庭へ配電しているわけではなく、「停電」があり、震災などの安心・安全につながらない。雇用や税収はあっても、家計を助けるわけではなく、1次産業のエネルギーとしても直接使われていないこと。などの課題があります。
発電、送電、配電(電力の発電・送電独占は戦後体制で、戦前は自治体に電気局がありました)。
自然エネルギー「全量買取制度(FIT:フィード・イン・タリフ)」、スマートグリッド(電力の「見える化」)。
学校におけるエネルギー教育(①「対流」「水」「風」「太陽の恩恵」という地球の好都合な仕組み、地球リテラシーとしてのエネルギー教育。②「風の吹き方」「地熱」その土地固有の可能性・地域資源発見という地域リテラシーとしてのエネルギー教育。③石油・天然ガス・ウラン等の利権、多民族・宗教の共存と分裂。歴史・政治リテラシーとしてのエネルギー教育。)
地域経済の活性化(ウラン埋蔵量は約九十年で石油以下。経済面からも石油やウランなどの輸入で海外に流れるお金二十三兆円を自然エネルギー発電で地域雇用に回したいです)